レビトラ服用のバルーン拡張した血管への影響

レビトラは、バイアグラ、シアリスと共に、日本で広く使用される勃起不全症治療薬の1つです。レビトラは、バイアグラやシアリスと比較して、溶解性が高く、即効性が最も期待できる薬剤です。ただ、副作用頻度は他の薬剤より高く、併用禁忌となっている薬剤の種類は最も多い薬です。安全面に関しては最も注意が必要となっています。そこで、ここでは狭心症、もしくは心筋梗塞で、心血管にバルーン拡張を施し、血流を改善する手術を受けたことのある方へのレビトラの服用に関して解説します。
まず、狭心症や心筋梗塞の病態に関してですが、これらはコレステロールなどが血管内側に形成するプラークが原因となり、血管の狭窄、または閉塞が起こることが多いです。そのプラークは、動脈硬化などにより血管の傷ついた部分に形成されることが多いです。つまり、狭心症、心筋梗塞が起こる原因は、コレステロール値の高くなる脂質異常症や、血管が傷つきやすくなる糖尿病や高血圧など、生活習慣病が考えられます。
またバルーン拡張はカテーテルでバルーンを狭窄部まで運び、そこでバルーンを膨らませ、血管内に血液の通り道を作る手法です。ただこのバルーン拡張では再び狭窄が起こる可能性があるので、近年はステントを留置することが多くなっています。
バルーン拡張した血管へのレビトラの影響に関してですが、疾患に対しては特に悪影響は考えられません。ただ狭心症や心筋梗塞の方は硝酸薬を服用する可能性があります。レビトラと硝酸薬を併用すると過度に血管を拡張させ、低血圧を引き起こします。特に狭心症や心筋梗塞の方の心臓は普段から負荷がかかっており、その低血圧状態に対応できず最悪循環不全となってしまう可能性もあります。
これらのことからバルーンで心血管を拡張したことがある方がレビトラを服用する場合は医師と相談の上での服用が原則です。